発酵食品と聞いてみなさんは何を想像しますか?
身近にある食べ物で言えば、「納豆」や「味噌」「醤油」などがあげられますが、実は、世界中には、3,000種類もの発酵食品があるといわれています。
人間は、体験的にこれら発酵食品が体に良いことを知っており、食生活に取り入れ、何世紀にもわたり受け継いできたのです。
特に日本古来から伝わり、私たちの食生活に取り入れられた発酵食品は健康維持に重要な役割をはたしてきました。
しかし、最近では食事の欧米化が定着し、発酵食品を食べることも少なくなってきました。その結果、成人病などが問題になってきています。
そんな反省もあって、最近では日本に伝わる発酵食品が見直されつつあります。
では、発酵食品とはどういうものなのかもう少し詳しく調べてみましょう。
発酵というのは、微生物(乳酸菌など)のもつ酵素の働きで、原料がもともともっている成分が分解、合成され、新たな別の成分に変化する作用のことをいいます。
味噌、醤油、納豆などもこの作用を利用して造られているのです。
具体的に言えば、お酒は微生物のコウジ菌や酵母が米を栄養源として食べ、様々な物質の変化により『アルコール』を排出しお酒になります。
味噌に関して言えば、原料となる大豆が発酵することで、体内に消化、吸収されやすい味噌になります。栄養価も香味も豊かになり、保存性も高くなります。そして驚くことに、発酵作用により、もとの大豆にはないビタミンB12という成分が含まれ、この成分は疲れなどに効果があるとされ、有用な成分を含んだ食品として重宝されてきています。
このように、微生物を用いて原料を発酵させ新たなものへと変化した発酵食品は、もとの原料より栄養価が高くなります。そして、香りや味も豊かになり保存性も高まり、古くから私たちの食生活に取り入れられてきたのです。
これら発酵食品を通して酵母菌が体内にはいると、腸管に常在する微生物のバランスをととのえ、働きを促進し、お通じがよくなったり腸内環境が改善されたりといった、体にうれしいことが起こるのです。
日本人は、毎日味噌汁をのみ、酵母で漬けた漬物を食べ、納豆を食べることで、これら天然の発酵食品を自然と体内に取り込み、健康を維持してきました。このことが日本が長寿王国である秘密とも言えそうですね。
ただ近年、食生活の欧米化により、これら日本古来の食品摂取が極端に減り、食の欧米化が進んでしまいました。
その結果、成人病やメタボリックなどの病気が増える傾向にあるのは無視できない事実ですよね。
意識的に味噌などの発酵食品を取るように努めたとしても、スーパーで大量生産されたこれら商品は、酵母のろ過や加熱殺菌がなされており、今までとは比べ物にならない程、効果はなくなっているようです。
そんな私たちにとって、直接サプリメントとして体の中に取り入れることで、腸内環境を改善し、より健康な日本人らしい体を維持することが重要になっているのです。
日々の暮らしの中から少しずつ発酵食品を取り入れつつ、サプリメントで補強していくことが効果的なようですね。